今回は雨についてです。
pm2.5は酸性雨の問題を
悪化させるものなのでしょうか?
また、雨にあたっても大丈夫なのかとか
雨の次の日は降っちゃったから安心なのかなど
気になりませんか?
今回の記事は
- pm2.5の雨は酸性雨?
- pm2.5の雨の影響は?
- pm2.5の雨にあたっても大丈夫?
- 中国でのpm2.5の濃度は?
について書きます。
pm2.5の雨は酸性雨?
pm2.5を含む雨は酸性雨です。
そもそも酸性雨とは
大気汚染の原因となる硫黄や窒素の化合物が
含まれる雨でしたね。
![sanseiu](http://recent-trend-news.com/wp-content/uploads/2014/03/sanseiu.jpg)
pm2.5にも、大気汚染の原因となる硫酸塩などの物質が含まれます。
硫酸塩の強い酸性の性質が、酸性雨の酸性をさらに強める
ということですね。
pm2.5の濃度の高い日の雨は危険そうです。
実際に、2014年2月末には
東京でpm2.5の数値が高い日に
危険な雨が猛威をふるうことがありました。
pm2.5の雨の影響は?
pm2.5の影響で、雨に硫酸塩などが溶け込むことにより
生態系に問題が出てくる可能性があるそうです。
川や湖の水が酸化し、汚くなるので
魚が死ぬことが考えられます。
また、酸性雨の影響で、山間部の木が
枯れたりすることもあります。
そうなると、影響を受ける生物も出てくることでしょう。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](http://recent-trend-news.com/wp-content/uploads/2014/03/酸性雨-300x225.jpg)
また、生態系への影響ではないですが
建物にはコンクリートのつららができる
ということも起こるそうです。
![mvc4f](http://recent-trend-news.com/wp-content/uploads/2014/03/mvc4f-300x225.jpg)
これはなんでかわかりますか?
酸性雨でコンクリートが溶かされてしまうんですね。
他にも、家電量販店では
空気清浄機の売り上げが約4倍になる
という事も起きているそうです。
pm2.5の雨にあたっても大丈夫?
大丈夫です。
人間の体に甚大な被害を与えはしないという意味ですが・・・。
pm2.5の濃度の高い日の雨というのは
相当汚いみたいです。
泥水のようなものだと思って
洋服はきちんと洗った方がいいです。
雨が降ると、pm2.5に含まれる黄砂や大気汚染物質が
雨と一緒に落下します。
しかし、次の日のpm2.5濃度は
大気の流れ方によって一概に大丈夫とは言えないようなので
長時間の外出や、洗濯物の外干しをしようと考えている場合は
しっかりとpm2.5情報を見てからのほうがいいようです。
こちらで地域別にその日のpm2.5濃度が確認できます。
中国でのpm2.5の濃度は?
「もはや核の冬」
研究者がこんな表現をしたそうです。
![140228_beijingpm25](http://recent-trend-news.com/wp-content/uploads/2014/03/140228_beijingpm25-300x168.jpg)
中国国内でも特に最悪なのが北京だそうです。
今年の冬には
1立方メートルあたりのpm2.5濃度が505μmにも達したそうです。
日本国内で注意喚起が行われる基準が70μmであることを考えると
いかに深刻な大気汚染かわかりますね。
ちなみにこの505μmという値は
WHO(世界保健機関)が定める安全な濃度の
約20倍だそうです。
植物は光合成ができず
食糧供給にも影響が出る可能性があると言われています。
おわりに
酸性雨は世界的な問題で深刻です。
その世界的な問題が拡大するのを助長するのが
pm2.5なわけです。
なにか世界じゅうで協力して
中国の環境を変えるような方向になりませんかね?
各国が少し資金援助して
環境に優しい石油やガソリンを使うよう働きかけるとか
そんな動きがあればいいんですが・・・。